誰かフランスSFを翻訳してくれ
それにしても、サンリオの撤退以降フランスSFの紹介がずっと止まってしまっているのは、日本翻訳界の大きな怠慢だろう(『不安定な時間』の巻末解説を見ると、相当多数のSF作品が出版されているらしいし、そのクオリティも、『不安定な時間』の出来を見れば、保証されているように思えるのに)。こんなことだから、丸谷・鹿島・三浦『文学全集を立ちあげる』でも、丸谷だか三浦だかが「フランスにはSFってないでしょう」(うろ覚え)なんて寝ぼけた発言をしてしまうのだ(仏文の鹿島もそれに突っ込みを入れていなかったはず)。