書物を積む者はやがて人生を積むだろう

和書を積んだり漢籍を積んだり和ゲーを積んだり洋ゲーを積んだり、蛇や魚を撫でたりする。

イアン・ワトスン『川の書』

 「黒き流れ」三部作の第一部。当初は感想記事を上げるつもりだったけど、思い切り続編前提の作りになっている――というか、話がまるで終わっていないので、完結篇『存在の書』まで読んでからちゃんとした感想を書こう。これまでのところはワトスンらしからぬ(?)端正な異世界ファンタジーになっている(でも作中重要な役割を果たす「黒き流れ」の正体なんかは結構バカSF的発想かも)。

川の書 (創元SF文庫―黒き流れ)

川の書 (創元SF文庫―黒き流れ)