書物を積む者はやがて人生を積むだろう

和書を積んだり漢籍を積んだり和ゲーを積んだり洋ゲーを積んだり、蛇や魚を撫でたりする。

レムの『エデン』

 スタニスワフ・レムの『エデン』と『宇宙創世記ロボットの旅』が復刊したらしい。

エデン (ハヤカワ文庫SF)

エデン (ハヤカワ文庫SF)

宇宙創世記ロボットの旅 (ハヤカワ文庫 SF 203)

宇宙創世記ロボットの旅 (ハヤカワ文庫 SF 203)

 特に『エデン』はなかなか見つからない本なのでこの復刊は朗報。さっそく買おうと思って名古屋の書店をハシゴしてみたがまだ並んでなかった。
 2chのレムスレによると紀伊国屋書店の働きかけで復刊したらしい。名古屋の紀伊国屋書店は去年撤退してしまったんだよな……あの店が生き残っていたら買えたかもしれないと思うと残念。まあネットで買うしかないかな。
 あ、ドリス・レッシング『生存者の回想』を本屋で見かけた(ただ、荷物が多かったので買えなかったけれど)。その帯によると、『シカスタ』も近々復刊する予定のようだ。ただこちらには3800円の予価がついているので、古書店サンリオ文庫を買うのに比べ、金額的に大幅に安く買えるようになるというわけでもないらしい。


 さてこの数日、古書店新古書店を歩き回ったので、その成果を以下にあげておく。
 デュマ『王妃マルゴ』上下、マゾッホ『毛皮を着たヴィーナス』、ジョナサン・キャロル死者の書』、クロフォード『妖霊ハーリド』、中村九郎『ロクメンダイス、』、ユアグロー『一人の男が飛行機から飛び降りる』、『世界文学全集45 H・マン』、ヘッセ『荒野のおおかみ』、ブラッドベリ『たんぽぽのお酒』、バルザック『金融小説名篇集』、ラシーヌ『ブリタニキュス』、ゾラ『ナナ』、シェイクスピアロミオとジュリエット』、ガーリン『ジャンナ』、『竹取物語』、プイグ『天使の恥部』、ルブラン『奇岩城』。
 合計3000円強くらい。新古書店はありがたい……とは思うものの、こんなに買っていつ読むんだ。俺の趣味は蔵書じゃなく読書だ、ということを思い出しとかないと。