書物を積む者はやがて人生を積むだろう

和書を積んだり漢籍を積んだり和ゲーを積んだり洋ゲーを積んだり、蛇や魚を撫でたりする。

目標とかいろいろ

 いい加減、頭を使わなくても読める本に飽きてきたので、ここらでちょっと濃いものが読みたいと思って史鉄生『務虚筆記』というのを読み始めてみたんだが、これはこれで全然進まないな。とりあえず一日50ページ、十日で読了を目標にしよう。実際は二週間以上かかるかもしれない。

 史鉄生・残雪・余華・蘇童・韓少功・格非・賈平凹・莫言
 これらの作家は、留学中に一冊は未訳作品を読んでおきたいと思う。


 ところでですね。
 本屋へ行ったら、立派な装丁のディケンズ選集が置いてあったわけですよ。日本語訳が手に入る可能性のほとんどない『ニコラス・ニックルビー』と『ドンビー父子』だけでも買おうかどうか迷ったんですが、でも中国語だし分厚いし、読み切る自信がないものだから、結局横目で眺めるだけで買わずにおいたんですわ。
 やっぱり買おうと思い直して、またその店に行ったら、見事になくなってましてね、日本語訳が入手困難なやつだけ。どうでもいい『オリヴァー・ツウィスト』や、日本語訳がいくらでも手に入る『デイヴィッド・コパフィールド』やらだけが残っているのを見て、血の気が引きました。


 もうね、アホかと。バカかと。
 おまえいったい何回おんなじことやったのかと。
 本は見つけたときに買うべきだって分かってるはずなのに、なにを躊躇してたんだと。
 自分で自分を殴ってやりたい。