メキシカンパインヘビ 続報
とりあえずスペインの偉大なる劇作家から名前を頂戴してカルデロン氏と呼ぶことにした(メキシコの文学作家は現代の人しか知らないしなあ)。これなら苗字だからオスでもメスでもかんけいないね。
しかし名前を呼ぶことも話しかけることもあんまりない。話しかけても仕方ないというか……なにせヘビには耳が無いわけで。というわけで、黙って撫でるか腕を這わせるか、というようなコミュニケーションしかしていないのである。
もっとも、あまり構いすぎるのも良くないらしいので、いくら手触りがいいといっても、程ほどで我慢しないといけないようだ。二日か三日に一度、五、六分というとこかなー。
ええそう、とても手触りがよいのですよ。滑らかな肌と、その下の柔軟な筋肉。これは哺乳類を撫でても到底得られない感触ですね。つるぺた最高(また閲覧者が減るようなことを……)。あと死人のような冷たさと、それと相反するような強靭なパワーの組み合わせがなんだか妙な感じ。130グラムしかないのにこれだから、これが1.3キロまで成長したら……?
さてこのカルデロン氏であるが、困った事に先週から餌を食わない。
ショップに聞いてみるとやはり構いすぎらしい。適度に放置しとけということなので、しばらくそうすることにする。そのほか、アドバイスに従ってセッティングをいろいろと変更。
しかしさっき観察したら、どうも肌の色がくすんでいる気がする。目もこころなしか濁ってる感じがするし……これはひょっとしてあれか、脱皮か。脱皮前だから食わないだけか。だとしたら安心なのだが。
しばらくは様子見だね。こっちの胃は心配できりきり痛むけど。