書物を積む者はやがて人生を積むだろう

和書を積んだり漢籍を積んだり和ゲーを積んだり洋ゲーを積んだり、蛇や魚を撫でたりする。

メキシカンパインスネーク #4

 お待たせいたしました、我が家のヘビ週報の時間です。
 飼い始めたころが嘘のようながっつきと化したカルデロン氏ことメキシカンパインスネークは、21日、25日にそれぞれファジーマウス二匹を食べ、食べて三日以内にはそれを出して、いよいよもって絶好調といった印象。25日なんかピンセットからひったくって食べたもの。冷房があってもこの季節の気温は厳しいのではないかと不安だったのだけれど、どうやら大丈夫そうである。
 現在している世話は二日に一度の水の交換、四日に一度の給餌と、それにともなう排泄物の掃除。ほんとに手間いらずだな。あと餌やりから48時間以上おいて10分くらい触らせてもらっている、おさわりは週に二度か三度というところ。犬猫と違って夏場に撫でても暑苦しくないのがよろしい(ただしあちらさんがオーバーヒートしないよう、時間は短めにとどめておくのが良いとのこと)。
 そろそろ飼育開始から一月が経とうとしているが、いまひとつ大きくなった感がない。赤ん坊というわけではないが、まだ子供なので、もっとぐいぐい育つと思っていたのだが。まあまだ一月だし、一月のうち二週間は食べてなかったので、当然といえば当然。焦る必要はないと思うが、でも早く大きくしたい気持ちもある。今のままではかわいいばかりでどうにも迫力が足りない。顔つきにしても、眼球が大きすぎてまるで萌えキャラのよう。

(今回は給餌写真あり注意)

 水につかりながらマウスを呑み込むカルデロン氏。
 我々が料理を食べながらそれを水で流し込むのと似たようなものだろうか。そんなにがっつかなくても食餌は逃げやせんのだが。


 ところでボールパイソンというヘビをご存知だろうか。
 ニシキヘビながら最大1.5メートル程度にしか成長しない上、性格は温和で身体は頑健(飼育書の知識)、しかも安価(アルビノ等の変異があると桁が二つ変わる)なことから、ペットとしてのニシキヘビではもっともメジャーな存在となっている。
 でこのボールパイソン、名前の由来は危険を感じるとボール状に丸まって防御することだという。しかし飼育環境に慣れてしまうと滅多にボールに丸まったりはしなくなるという。
 この前振りをふまえてこれを見てくれ。こいつをどう思う?

 尻尾を振ってガラガラヘビの真似をしたと思えば今度はこれだ。レアなポーズが見られて得したかもしれない。

 小さくまとまっているところを手で持つと小ささがわかる。将来が楽しみということで。