11月刊行予定の海外文学新刊リスト

　時代がゾラに追いついてきた。ルーゴン=マッカール叢書が全巻邦訳されたと思ったら、白水社から三都市叢書の一冊『パリ』が出る。さらに『前日島』以来十一年ぶりの小説翻訳となるエーコ『バウドリーノ』にも期待（というか翻訳遅れすぎでしょ……）。あと、BK1ではディレイニーの『ダールグレン』も11月予定になっている模様。国書のウェブサイトには記載なく、11月中の刊行は怪しい気がするけど、まあ一応。

• 岩波書店
  • エーコ『バウドリーノ』上下
  • ゴンチャロフ『断崖（２）』
  • プルースト『スワン家のほうへ（１）』
  • ジェイムズ『アスパンの恋文』（以下復刊）
  • アイスキュロス『縛られたプロメテーウス』
  • メーリケ『旅の日のモーツァルト』
  • 『タゴール詩集』
  • ユルスナール『とどめの一撃』
  • トーマス・マン『ブッテンブローク家の人々』三巻
  • モラーヴィア『無関心な人びと』上下
• 筑摩書房
  • オースティン『マンスフィールド・パーク』
  • ガルシア＝マルケス『誘拐の知らせ』
  • 『ロレンス短篇集』
• 平凡社
  • ビラ＝マタス『ポータブル文学小史　普及版』
• 白水社
  • ゾラ『パリ』上下
• 国書刊行会
  • ディレイニー『ダールグレン』上下
• 早川書房
  • 『マイケル・フレイン　1』
• 河出書房新社
  • スタージョン『[ウィジェット]と[ワジェット]とボフ』
  • 『短篇コレクション　Ⅱ』
• 光文社
  • デュラス／コクトー『アガタ／声』