書物を積む者はやがて人生を積むだろう

和書を積んだり漢籍を積んだり和ゲーを積んだり洋ゲーを積んだり、蛇や魚を撫でたりする。

ステリオアガマ ♯1

 トカゲ飼い始めた。


 Laudakia stelio
 有鱗目トカゲ亜目アガマ科。アガマ科はアジア・オセアニア地区に分布するグループで、日本では南西諸島にキノボリトカゲ一種のみが生息。屋外でよく見かけるトカゲ、カナヘビとは異なるいかつい顔つきとトゲトゲした鱗の感じがエキゾチックでそそる。
 この種は図鑑等では和名「ハルドンアガマ」となっているが、学名由来の「ステリオアガマ」という名前で流通することが多い模様。ウィキペディアによると、西アジアからギリシャ北アフリカの広い範囲に分布しているとのこと。輸入された木材や石材に紛れ込んで和歌山県南部に帰化しているという話も聞くが本当なのだろうか。

 全長は最大30cmとのこと。この個体は20cm強といったところ。しかし頭が大きく身体も横幅があるので、存外ボリューム感がある。大きく見える理由として、日本にそもそも中型以上のサイズのトカゲが生息していないというのもあるか。

 顔アップ。つかんでもバタつくことはあまりない様子。しかし爪が痛い。こいつくらいだと人間の皮膚を突き破ることはないようだが、大型のトカゲを飼っている人は引っかき傷が絶えないそうな。やはり触らせてもらって遊ぶ分にはヘビが一番だよ。

 ミカンを頬張る様子。雑食性で昆虫、野菜、果実などを好む。特に昆虫・果実への反応が良い。ただしまだピンセットから直接は食ってくれない。現在は一日おきにレッドローチ2〜3匹と葉野菜、少量の果物を与えているが、これでいいのかな?
 見ている分には楽しいが世話はわりと大変。ヘビはいろいろ飼ってみたくなるがトカゲは一匹で充分だ、というのが十日ばかり飼ってみての感想。毎日食べて糞する動物を飼ってる人は偉いわ。私には哺乳類は飼えそうもないよ。