書物を積む者はやがて人生を積むだろう

和書を積んだり漢籍を積んだり和ゲーを積んだり洋ゲーを積んだり、蛇や魚を撫でたりする。

「ツヴァイ2」攻略完了

 2008年のゲームを「昔懐かしい感じ」などと思う日が来ようとは……

  「ツヴァイ2」はファルコムが2008年に出したアクションRPG。2017年にsteamで販売開始したものを購入。プレイ時間は24時間くらい。

 話の筋は――トレジャーハンターのラグナは依頼の荷物を大陸イルバードへ届けようと飛行中、何者かに襲撃され撃墜されてしまう。吸血鬼の姫・アルウェンの助けにより一命をとりとめた彼は、アルウェンの本来の居城でありいまはアルウェンの叔父ザハールの支配下にあるムーンブリア城の奪還を手伝わされることになる。

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 ラグナの物理攻撃とアルウェンの魔法を使い分けて敵を倒し罠を解除してダンジョンを攻略していくシステム。特にアルウェンの魔法は非常に高性能かつ使いやすいものが揃っており、MPも一度切れてもわりとすぐ回復するので、メインに活躍するのはだいたいアルウェンになる。ラグナの物理攻撃はより高いDPSをたたき出せるが、敵に接近しないといけないので何かと被弾の危険が高い。使い分け大事。

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 ユニークなのは、体力回復とレベルアップをともに食べ物によって行うところ。モンスターは撃破時に確率で「かっぱ巻き」だの「ししゃも」だの「チョコレート」だのをドロップするので、これらを使って体力を回復すると同時に経験値をためる。レベルアップの恩恵は大きく目に見えて火力が上がる。上手なプレイをしてあまり食べ物を食べないでいるとなかなかレベルが上がっていかないのは上手く考えたもんだなぁと思う。

 ボス戦もレベルを上げて食べ物いっぱい積んでゴリ押しが効くようになっているが、なんとなく悔しいのでうまい攻略法を見つけたくなる。めんどくさいときはゴリ押す。

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 万歩計や体重計(いっぱい食べるとちゃんと体重が増える)といったおかしなガジェットがいっぱいあって画面隅に表示できたり、ヘンテコな調度品やおかしなキャラクターがたくさん出てきてユルい雰囲気。楽しく遊べるいいゲームだった。

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 それにしても終盤に手に入ったコレは凶悪な性能だったな。HP満タン時にMP消費0になる、安全なところから壁を貫通するような魔法を撃ち続ければ敵にまったく触れられずに倒していけるわけ。広いところでの戦闘なんかだとそう上手くいかないこともあるが、壊れアイテムと言っていいと思う。