書物を積む者はやがて人生を積むだろう

和書を積んだり漢籍を積んだり和ゲーを積んだり洋ゲーを積んだり、蛇や魚を撫でたりする。

掛川花鳥園に行ってきたので写真をアップする

 20日に静岡の掛川花鳥園に行ってきたので、そのとき撮った写真をアップする。
 基本的にツイッターに上げたのと同じ内容なので、そっちで見た方はこの記事を読むには及ばない。


 花鳥園の外観。JR掛川駅から徒歩10分足らずだが、花鳥園の背後はもう山道。あと駅のそばだというのに、車で来る人のほうが多いようだ。


 まずはいっぱいいたフクロウ・ミミズクの中からユーラシアワシミミズク(Bubo bubo)。鋭い視線を飛ばしている。寡黙なフクロウが多い中、鳴き声を聞かせてくれるサービス精神溢れる個体であった。

 コクチョウ(Cygnus atratus)はオーストラリア原産の黒い白鳥。けっこう大型の鳥で、カモなんかに混じるとひときわ目立って見える。

 エミュー(Dromalus novaehollandiae)はもうどこからどう見ても恐竜にしか見えない。ただし、臭いはなんか獣みたいな感じがする。

 鮮烈な赤と黒が特徴のオトメズグロインコ(Lorius lory)、かなり寄って撮影。なお、このあと携帯電話のカメラを構えた指を咬まれました。

 えーと、これは……ウロコインコ(Pyrrhura属)なのは間違いないけど、種小名は忘れてしまった。ちなみに撮影場所は私の左肩の上である。ガラスを挟まずに動物と向かい合えるのはいいね。

 ウロコインコはペットショップで見かける機会も比較的多く、家庭での飼育も現実的。地味と言われることもあるが複雑な模様がいい味出してる。うちにも一羽迎えてみようかしらん。

 アケボノインコ(Pionus menstruus)は温和で賢く人気のコンパニオンバード……という評判のようだが、ばっちり指を齧ってくれた。

 ゴミ箱の上には案内係か何かのようにクロツラヘラサギ(Platalea minor)が。

 派手さではインコにもひけをとらないキンムネオナガテリムク(Cosmopsarus regius)。飼育されてた鳥の中ではたぶん一番小型。体重90gとか書いてあったけど、そんなにあるんかいな? ちなみに、彼の足元の網籠の中では、巨大なコンゴウインコが来場者を見つめていた。


 リビングストーンエボシドリ(Tauraco livingstonii)、これまたインコ並みに人馴れしていて近づきやすいのなんの。エボシドリはあんま興味なかったグループだけど、こうして近くで見るとなかなか素敵な動物だ。それに、姿形は案外多彩でもある。

 ショウジョウトキ(Eudocimus ruber)。……うちのマウンテンキングなんかもそうだけど、携帯のカメラだと、なんか赤い生き物が嘘臭い色に写っちまう。どうにかしたい。

 愛してやまない怪鳥クラハシコウ(Ephippiorhynchus senegalensis)。ぶっちゃけ彼に会うために掛川まで出かけたようなものである。シギやトキの大群の中でひとり異彩を放っていた。


 というわけで非常に愉快であった。さっきも書いたけど鳥との間に仕切りがないのがいい。歩いてるすぐ横をコガネメキシコインコが飛びぬけて行ったり、ナナクサインコを餌で誘き寄せようとしたらワカケホンセイインコに掻っ攫われたり、エミューにつつかれそうになったり、フラミンゴにつつかれたり、アケボノインコに咬みつかれたり、ウロコインコに咬みつかれたり、オトメズグロインコに咬みつかれたり(コンゴウインコは怖くて手が出せなかった……)。
 鳥ってのは、飼育してる人以外は、触る機会も近づいて観察する機会も存外とないものだから、新鮮な経験が得られると思う。おすすめ。