2007-06-12 ■ 注目の新刊 七月の文庫発売一覧。 クッツェーとティプトリーを繰り出してきた早川の圧勝だな。他の出版社は、続刊もの以外にはめぼしいものがない。 ――ってあれ? 光文社古典新訳文庫はどうなった? それと、岩波文庫7月の一括復刊も公開されている。むろん目玉は『オブローモフ』だ。未読の人はこの機会にぜひ(19世紀ロシア文学では、トルストイよりツルゲーネフよりこの人を読むべきだと思う)。あとはレチフだな。