書物を積む者はやがて人生を積むだろう

和書を積んだり漢籍を積んだり和ゲーを積んだり洋ゲーを積んだり、蛇や魚を撫でたりする。

 七月の文庫発売一覧

 クッツェーティプトリーを繰り出してきた早川の圧勝だな。他の出版社は、続刊もの以外にはめぼしいものがない。

 ――ってあれ? 光文社古典新訳文庫はどうなった?

 それと、岩波文庫7月の一括復刊も公開されている。むろん目玉は『オブローモフ』だ。未読の人はこの機会にぜひ(19世紀ロシア文学では、トルストイよりツルゲーネフよりこの人を読むべきだと思う)。あとはレチフだな。