書物を積む者はやがて人生を積むだろう

和書を積んだり漢籍を積んだり和ゲーを積んだり洋ゲーを積んだり、蛇や魚を撫でたりする。

10月の月間ベスト

 今度もちょっと遅れたが、10月の月間ベストをば。ま、今回は迷いはいっさいない。これで決まりだ。

ウンラート教授―あるいは、一暴君の末路

ウンラート教授―あるいは、一暴君の末路

 立体的なキャラクターの火花散る心理的駆け引きをアイロニーに満ちた視点で描く傑作長編。写実主義小説としては、今まで読んできたドイツ文学の中でダントツのトップ、世界文学全部の中でもトップクラスだと思う。
 教師を扱ったものなので、世界文学に慣れてない人にも分かりやすいはず。万人に対してお薦め。折角このブログを見たからには、これを買うか借りるかして読んでほしい。ぜったいに損はしない。

 読んだときの感想はこちら

 次点としてアッカー『血みどろ臓物ハイスクール』、谷川流学校を出よう!』、シェイクスピアテンペスト』の三篇を挙げておく。