２月の月間ベスト

転生夢現〈上〉

転生夢現 下 (2)

　やっぱ莫言だな、うん。
　これまで通りの語りの迫力とスケールの大きさを維持しているにも関わらず、喜劇性がぐっと濃くなっているのが魅力、かな（喜劇性が強いと卑小な話になりがちだから、それを避けることができているのはすごい）。感想の中にも引用したけど、毛沢東を追いかけていく転生豚の描写なんかもう、ぐっときた。
　読んだときの感想はこちら。