書物を積む者はやがて人生を積むだろう

和書を積んだり漢籍を積んだり和ゲーを積んだり洋ゲーを積んだり、蛇や魚を撫でたりする。

メキシカンパインスネーク #5

 みなさまおはようございます、我が家のヘビ週報の時間です。
 そろそろ餌マウスが切れそうなのでショップへ行ってみたところ、セールなんてやってて、かつてメキシカンパインスネークとどっちを買おうか迷った、というかどっちも欲しいと思ってたヘビが半額になってたもので。
 ついお迎えしてしまったわけ。
 そして家の人に睨まれたのだった。

 いけないね、動物ってやつはどんな種類であれ素敵なものだから。特にヘビなどの爬虫類の場合、たいして手間もかからないから、何匹でも飼えてしまうのがかえっていけない。ヘビ飼いの人のブログなどを見ていると、十匹以上飼っている人なんてざらだけれど、その理由がわかった。
 私はもう飼育数は増やさないよ。フミキリヘビとかクチバシヘビとかモルカンパイソンとかとても良いと思うけれども。あんまり増やすと各個体への思い入れが少なくなりそうだし、そうなるとそのうち放り出しそうだからね。どうしても飼いたいものだけにとどめておこう。ヘビは今の二種。これ以上増やさないからな!
 9月末に名古屋で爬虫類の展示即売会イベントとかあるけど、行くけど、見に行くだけだから。買わないから。金もないし。
 しかしヨーロッパアシナシトカゲとミズアシナシイモリだけはいつか飼ってみたい……げふん。ま、今の二匹を少なくとも一年きちんと飼えてからだ。


 まともに写真が撮れてないというか、まだ一度餌をやったきりでほとんど世話もしてないので、詳細は次週。

 さて膝の上のカルデロン氏ことメキシカンパインスネーク(飼い主が内股なのは気にしないように。いつの間にかついてた変な癖なのである。気にしているので指摘しないでいただけるとありがたい)。飼い始めから一月たって、だいたい飼育スケジュールが固まってきた。基本四日周期で、

  • 1日目:朝に水換えと給餌(ファジーマウス2匹)
  • 2日目:放置
  • 3日目:朝に水換えとハンドリング。夜までには糞をしているので、それを片付け
  • 4日目:朝にハンドリング

 写真はだいたいハンドリング(動物を手に乗せて遊ぶこと)のときに撮っているけれども、片手でヘビを持ちもう一方の手で携帯電話を持って撮影するのはなかなか大変。なかなかじっとしてくれないし、じっとしてても携帯電話を近づけると嫌がって逃げたりする。うまく腕に巻きつけて静止させてる人はどうやっているんだろう。

 腹側の模様はこんな感じ。頭近くは薄いクリーム色だが、胴体から尾にかけて茶色い斑点が入る。
 もっと綺麗なのを買って来いと母親には言われたのだが、そりゃ極彩色とは言わないけれども、なかなか良い柄と色彩だと思うのである。グラデーションで言えば、頭の赤味が首から胴体にかけて少し薄くなり、それから尾にかけてまた濃くなっていく様子。横から見たときに、背から腹にかけての茶から黄。模様で言えば、首から尾にかけて、形も色も大きさも少しずつ変わっていく斑紋。若い人にはこの美しさはわからんかね。
 単なる飼育者の贔屓目だろうな。たいていの人は下みたいなのを綺麗だというだろうし、私もそう思う。いいんですよ、私はカルデロン氏が気に入ったので。