メキシカンパインスネーク #7
見つからず。どんどん絶望的な気分になってゆく……。
ネット上には一ヶ月以上経過してから発見した報告もあるから、まだ諦めるには早すぎるが、どうにも。この部屋、私の知らないところに天井裏へ上がる穴とか空いてるんじゃなかろうな。万一そんなところがあってそこから出てしまったらもう絶望だ。
長らく寝るための部屋としてしか使っておらず、日常使わないものがたくさん置かれているのが状況を悪くしてる。留学中に暮らしてた部屋のようなシンプルで狭いところなら発見も容易だったろうに。可能な限り、飼育部屋にはモノを置かないようにすべきだなあ……。
ネットを参考に、タオルトラップ(もぐりこんでいるところを捕獲するため)やサウンドトラップ(単なるアルミホイル。上を這ったときに音を出させるため)を仕掛けてみたものの、効果なし。
あと特記しておくべき事件としては、マクロットパイソンのプラムたんに噛まれたことがある。
状況としては、糞をしているのを発見したのでそれを片付けようとして、トイレットペーパーを持ってケージ内で手を動かしてたら飛んできた。それで糞を取り落としてしまったので、なんとか片付けようとしていたら、さらに二回噛まれた。
ペットショップなどで気の荒いヘビの行動を「パンパン飛んでくる」と表現しているのを見かけるが、やられて納得である。普段ののろのろした動きからは想像できない速さ。擬音は「パン」しかありえないし、動詞は「飛んでくる」「飛び掛ってくる」が一番適切だろう。狭いケージ内に手を突っ込んでいる状況では、回避は至難と思われる。
噛むというより「牙で引っ掻く」感じで、傷も引っ掻き傷に近い。一番近いのはセロテープのカッターに間違えて手を引っ掛けてしまったときの傷。痛みもそういう印象。つまり、大したことなかったということである。犬猫どころか、ヘビの餌……もといハツカネズミやハムスターなどの齧歯目に噛まれたほうがよほど痛いんじゃないかな。
人馴れしているヘビはそうそう噛み付いてきたりはしない。今回はヘビの目の前でやたらと手をぶらぶらさせたのが原因。掴まれて撫で回されるより、こういうことのほうが連中の癇に障るようだ。ケージの掃除のときは、面倒でもヘビをいったんほかの容器に移したほうがよいと思われる。糞の片付けなんてすぐ終わるから、と思ったのが間違いのもとだったか。