書物を積む者はやがて人生を積むだろう

和書を積んだり漢籍を積んだり和ゲーを積んだり洋ゲーを積んだり、蛇や魚を撫でたりする。

2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

冲方丁『オイレンシュピーゲル弐』

連作集だった一巻と違って長篇になっているため、読み応えがぐっと増している。容赦ない展開と激烈な戦闘描写には思わず手に汗。一つ不満を言うと、せっかくロシア兵が登場しているのだから、一度でいいから彼らに「ウラー!」の掛け声を叫ばせて欲しかった…

トーマス・ブラッシュ『女たち。戦争。悦楽の劇』

ドイツ現代劇・三冊目。 読み物としては難解だけど、劇場で演じたらもう少し分かりやすくなるのか、はたまたもっと難物になるのか。でもこのセリフまわしは、確かに舞台では映えそうだなあ。女たち。戦争。悦楽の劇 (ドイツ現代戯曲選30)作者: トーマスブラ…