書物を積む者はやがて人生を積むだろう

和書を積んだり漢籍を積んだり和ゲーを積んだり洋ゲーを積んだり、蛇や魚を撫でたりする。

注目の新刊

今月は早川の一人勝ちだ。続刊もののムアコックとマーティンはもとより、ティプトリーとバンヴィルは購入する予定。クッツェーは検討中。あとは松籟社のハインリヒ・マン(トーマス・マンの兄)と、白水社のゼーバルトが気になるところ。 松柏社のアメリカ古…

七月の文庫発売一覧。 クッツェーとティプトリーを繰り出してきた早川の圧勝だな。他の出版社は、続刊もの以外にはめぼしいものがない。 ――ってあれ? 光文社古典新訳文庫はどうなった? それと、岩波文庫7月の一括復刊も公開されている。むろん目玉は『オ…

世界文学全集

今年の11月以降、河出書房から池澤夏樹の個人編集による世界文学全集が発刊されるらしい。そしてそのラインナップがこれ。キシュの『庭、灰』を入れたことだけでも絶賛に値する。ほかにも残雪やクッツェーなどの未訳作品が入るのも嬉しい。 19世紀以前の…