メキシカンパインスネーク
twitter上ではすでに書いたことだけれど、ヘビを飼い始めてみた。
昔から好きではあったものの(基本的に生き物はなんでも好きだ)、飼い切れまいと思い込んで諦めていたわけだが、ふと思い立って飼育方法を検索してみると、案外なんとかなりそうな感じ。その後一年以上、留学など色々あって飼うに到らなかったのだが、6月30日にようやく家にお迎えできたわけ。
買ったのは名東区にあるエキゾチックペットショップ。東海では特に大きく有名だと思われるので検索かければすぐ見つかるはず。一階が熱帯魚と海水魚、二階が爬虫類・両生類・猛禽・奇虫などの売り場になっている。
店に入ると、やはり圧倒的な存在感を放つアロワナ、流線型の身体とごつい鱗が魅力的なガーパイク、通常の魚とは異質な雰囲気を放つ淡水エイ、これらと同等の迫力がありながら最大全長的に飼育が現実的なポリプテルス、海水魚を飼うことがあるならこれと決めているウツボなどが誘惑をかけてくる。それを振り切って二階へ上がると、足がないわりにどう見てもトカゲにしか見えないヨーロッパアシナシトカゲ(通称ヨーロッパ先生)、水上を駆け抜けることで有名なかのグリーンバシリスク、カメレオンとトカゲを足して割ったような奇天烈なカメレオンモドキ、この世界で最も愛らしい生き物の一つであるミズアシナシイモリなどがこれまた誘いの手を伸ばしてくるのだが、それらからも目をそらして奥のヘビのブースにたどり着くと、これまた色々な種類がいるわけだ。
言わば無料で見られる動物園だな。買わなくても楽しいと思うよ。
そんな中から私が選んだのはこれ(以下写真あり注意)。
メキシカンパインスネーク Pituophis deppei deppei
脊椎動物門爬虫綱有鱗目ヘビ亜目ナミヘビ科パインヘビ属。メキシカンゴファースネーク、メキシコブルスネークなどの名前でも流通するらしい。値段は19800円だった。たぶんかなり安い。器材をあわせると30000円といったところか。ただし冬になったら暖房器具を追加しないといけない(今は底面ヒーターのみ、それも稼動させてない)。
パインヘビ属ではアメリカ合衆国に生息するパインスネーク、ゴファースネーク、ブルスネークなどがしばしば流通するが、それとは別種。生息地は名前の示すとおりメキシコだが、こいつ本人は日本生まれ。
現在全長は60cmくらい、体重は130g。とぐろを巻けば片手サイズ。これで1歳くらいとのこと。雌雄は不明。ヘビのメスは尾が急に細くなるらしいが、この個体はそうなっているので、メスかもしれない。
部屋が汚いとかはこの際つっこまないように。
飼育ケージは30cm×20cm×15cm(いつもはここにシェルターと水入れが入っている。写真撮るのに邪魔なのでこのときだけ撤去)。これで現在は余裕。成長すればもっと大きなケージを用意しなければならないが。全長は最大クラスまで育って1.8mくらいらしい。そこまで育てば迫力出るだろうな。
性格は温和で隠棲的。いつもシェルターに入ってる。つかんだりしても噛み付こうとする素振りはない。
以下飼育日記。
- 6月30日 購入。ケージのセッティング。ケージに投入。
- 7月1日 水容器の水交換。
- 7月2日 ファジーマウス1匹給餌。水交換。
- 7月3日 水交換。
- 7月4日 5分ほどハンドリング。水交換。
以上。手間いらず。きゃんきゃん鳴いてアピールしてくる妹の柴犬はこいつを見習って欲しい。こいつくらいアピールがないとそれはそれで不安なんだけど……。
このヘビに関する総合的な情報は、
http://allabout.co.jp/pet/reptiles/closeup/CU20100526A/
ドイツのブリーダーのサイト(英語及びドイツ語)により詳しい情報がある。
:: deppei :: Pituophis at www.pinesnake.de
日本でこの種類の飼育ブログとかやってる人はいなさそうなので(mixiは知らん)、私がやってみる価値はあるかな。可能な限り長く(目標はナミヘビの寿命といわれる15年)記録を続けたい。
こういうブログだから、ついでに本も紹介しとこう。
爬虫・両生類飼育ガイド ヘビ―飼育+繁殖+種類別のポイント+病気etc.
- 作者: 大谷勉
- 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
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- メディア: 単行本
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- 作者: 海老沼剛
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