書物を積む者はやがて人生を積むだろう

和書を積んだり漢籍を積んだり和ゲーを積んだり洋ゲーを積んだり、蛇や魚を撫でたりする。

イヴァン・ゴンチャロフ『断崖(1)』

断崖(一) (岩波文庫)作者: ゴンチャロフ,井上満出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2010/09/17メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 62回この商品を含むブログ (7件) を見る 「あなたの眼前に本物の生き生きした人生が、幸福が出て来たのに、あなたはそれを突…

マクロットパイソン #6

ヒーターの電源を入れたり切ったりしつつ飼育中。 具体的には、夜間に温度を確認し、24℃を切りそうになったらヒーターを入れている。あるいは半袖で肌寒く感じるとき。これで当面は問題なく保温できそうだが、どうも真冬になると火力が足りなくなりそうな…

今月刊行予定の海外文学新刊リスト

河出の世界文学全集三期の中で一番楽しみにしていたフラバルが登場。あと白水社のポーランドの作家のやつも気になる。 そんなことより11月には白水社からゾラの『パリ』が出ると聞いて興奮がやまない。とうとう三都市叢書も翻訳が出始めるとは、時代がようや…

ナゴレプ行ってきたんですよ

http://www.tv-aichi.co.jp/reptiles-world/2010/index.html というわけで二十六日、アルバイトの帰りに名古屋市千種区は吹上で行われたナゴヤレプタイルズワールド2010に行ってきた。各地のショップが集まって爬虫類・両生類などの生体や飼育器具などを…

マクロットパイソン #5

我が家のヘビ週報の時間です。 そろそろ涼しくなってきたので、遠赤外線ヒーター導入を検討中。来週のナゴレプには行ってみるつもりだが、そこで器具も買えるかな? 夏は無事に越せたが、さて冬場を問題なくしのげるか……不安。 当の本人は、若干の気温の低下…

マクロットパイソン #4

我が家のヘビ週報の時間です。 マクロットパイソンのプラムたんに9日にリタイアマウス一匹給餌。 うん、それしか書くことないな。

トリスタン・ツァラ『ムッシュー・アンチピリンの宣言』

ムッシュー・アンチピリンの宣言―ダダ宣言集 (光文社古典新訳文庫)作者: トリスタンツァラ,Tristan Tzara,塚原史出版社/メーカー: 光文社発売日: 2010/08/10メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 34回この商品を含むブログ (7件) を見る ひとつの宣言を発する…

マクロットパイソン #3

ヘビ週報の時間です。 さて今週は餌もやってなければ糞もしてないし、脱皮なんてこないだしたばっかりだからするわけもなく(ほぼ成体のマクロットパイソンの脱皮周期はどれくらいなのだろう。次は半年後だったりするのだろうか)、噛み付きについては先週書…

カレル・チャペック『絶対製造工場』

絶対製造工場 (平凡社ライブラリー)作者: カレル・チャペック,飯島周出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2010/08/11メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 20回この商品を含むブログ (15件) を見る その通り。神全体を所有していることを自分自身に確信さ…

9月刊行予定の海外文学新刊

今年は歴史的な年になりました。とうとう『断崖』復刊来ましたわ。これは何をおいても読んでおく方針で。君にもそれをすすめるよ*1。 あとは莫言ですね。これもまだ読んでないなら必読。私は読んでるけど買う。布教のために買う。 久々にサラ・ウォーターズ…

メキシカンパインスネーク #7

見つからず。どんどん絶望的な気分になってゆく……。 ネット上には一ヶ月以上経過してから発見した報告もあるから、まだ諦めるには早すぎるが、どうにも。この部屋、私の知らないところに天井裏へ上がる穴とか空いてるんじゃなかろうな。万一そんなところがあ…

マクロットパイソン #2

この記事書くの気が滅入る……どうも、我が家のヘビ週報の時間です。 マクロットパイソンは脱皮した。 メキシカンパインスネークは脱走した。 部屋はエアコンのために閉め切っているので外に逃げられる可能性はない。だから私の部屋のどこかにいるはずなんだが…

トム・ストッパード『ロックンロール』

トム・ストッパード (2) ロックンロール ((ハヤカワ演劇文庫 27))作者: トム・ストッパード,小田島恒志出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2010/07/30メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 16回この商品を含むブログ (4件) を見る 「ふーん、ま、イロウスのこと…

メキシカンパインスネーク #6

みなさまおはようございます。我が家のヘビ週報の時間です。 カルデロン氏ことメキシカンパインスネークは、家へ来てから二度目の脱皮を無事に済ませ、餌もファジーマウスからホッパーマウスに格上げで絶好調。このままどんどん食って出して脱いで大きくなっ…

G.K.チェスタトン『新ナポレオン奇譚』

新ナポレオン奇譚 (ちくま文庫)作者: G・K・チェスタトン,高橋康也,成田久美子出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2010/07/07メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 59回この商品を含むブログ (18件) を見る 朕は、わが忠良なる臣民のために、一肌脱ぐことにしよう。汝ら…

マクロットパイソン #1

ごきげんよう、我が家のヘビ週報の時間です。 静岡で爬虫類の展示即売会があったらしい。アルビノのコブラとか展示していたらしい(当然非売品だろうが)。ミミズトカゲが見たくて、アルバイトが終わってから新幹線に飛び乗って行こうかと思っていたけれど、…

メキシカンパインスネーク #5

みなさまおはようございます、我が家のヘビ週報の時間です。 そろそろ餌マウスが切れそうなのでショップへ行ってみたところ、セールなんてやってて、かつてメキシカンパインスネークとどっちを買おうか迷った、というかどっちも欲しいと思ってたヘビが半額に…

8月刊行予定の注目の海外文学リスト

ゴンチャロフに続いて岩波文庫が絶好調。赤帯新刊はもちろんだけれど、重版のジャン・パウル『陽気なヴッツ先生』も傑作なので未読の人は買っておくが吉。あと平凡社のチャペックは買いかな。早川は『観光』が文庫化、この作品、単行本が刊行したときはけっ…

イワン・ゴンチャロフ『平凡物語』

平凡物語(上) (岩波文庫)作者: ゴンチャロフ,井上満出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2010/06/17メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 19回この商品を含むブログ (10件) を見る平凡物語(下) (岩波文庫)作者: ゴンチャロフ,井上満出版社/メーカー: 岩波書店…

メキシカンパインスネーク #4

お待たせいたしました、我が家のヘビ週報の時間です。 飼い始めたころが嘘のようながっつきと化したカルデロン氏ことメキシカンパインスネークは、21日、25日にそれぞれファジーマウス二匹を食べ、食べて三日以内にはそれを出して、いよいよもって絶好調…

友人がブログを始めたらしいのでさらしてみる

けんさく。 http://blog.livedoor.jp/kensaku_gokuraku/ 大学時代の友人がその友人とブログを始めた、と報せてきたのでリンクをはっておく。何人で執筆しているかは不明、このさき増減もあるとのこと。今のところ創作ブログになっているけれども、そのうち別…

伊藤ヒロ『アンチ・マジカル』

アンチ・マジカル ~魔法少女禁止法~ (一迅社文庫)作者: 伊藤ヒロ,kashmir出版社/メーカー: 一迅社発売日: 2010/07/17メディア: 文庫購入: 12人 クリック: 308回この商品を含むブログ (56件) を見る 皆、苺子の事を『ドジでおっちょこちょいで愉快な子』と思…

スティーヴン・エリクスン『碧空の城砦 1』

碧空の城砦1 (マラザン斃れし者の書)作者: スティーヴン・エリクスン,佐伯経多&新間大悟,中原尚哉出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2010/07/10メディア: 文庫 クリック: 22回この商品を含むブログ (13件) を見る ハイ・ファンタジーの戦争もの。マラザン…

パトリック・グランヴィル『火炎樹』

火炎樹 (文学の冒険)作者: パトリックグランヴィル,Patrick Grainville,篠田知和基出版社/メーカー: 国書刊行会発売日: 1998/06/01メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (2件) を見る 人間の福祉の方が、その中の誰かの情熱の成就より大事だ…

メキシカンパインスネーク #3

みなさまごきげんよう、我が家のヘビ週報の時間です。 ヘビ記事が続いて何のブログだか分からなくなっているけれど、このあと『火炎樹』の感想も書くつもりだし、『碧空の城砦』の1巻もすぐ読めると思うし、何より大本命『平凡物語』が控えているので、今週…

メキシカンパインヘビ 続報

とりあえずスペインの偉大なる劇作家から名前を頂戴してカルデロン氏と呼ぶことにした(メキシコの文学作家は現代の人しか知らないしなあ)。これなら苗字だからオスでもメスでもかんけいないね。 しかし名前を呼ぶことも話しかけることもあんまりない。話し…

スワヴォーミル・ムロージェク『鰐の涙』

鰐の涙―ムロージェク短篇集作者: スワヴォーミル・ムロージェク,芝田文乃出版社/メーカー: 未知谷発売日: 2001/12/01メディア: 単行本 クリック: 8回この商品を含むブログ (1件) を見る あのカフカは、自分だけにああいうことが起こったのだと思っていた。私…

メキシカンパインスネーク

twitter上ではすでに書いたことだけれど、ヘビを飼い始めてみた。 昔から好きではあったものの(基本的に生き物はなんでも好きだ)、飼い切れまいと思い込んで諦めていたわけだが、ふと思い立って飼育方法を検索してみると、案外なんとかなりそうな感じ。そ…

7月注目の海外文学新刊予定リスト

6月はパソコン修理中でリストを作れなくて申し訳ない。チェックしてる人がどれくらいいるかは分からないけど。 今月は、まず『平凡物語』の下巻は何をおいても買うとして、筑摩のチェスタトン、早川のストッパードの二冊をチェックしときたい。あとスティー…

ヴィクトル・ペレーヴィン『宇宙飛行士オモン・ラー』

宇宙飛行士オモン・ラー (群像社ライブラリー)作者: ヴィクトルペレーヴィン,尾山慎二出版社/メーカー: 群像社発売日: 2010/06メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 89回この商品を含むブログ (44件) を見る なぜならマルクス主義はなにものにも打ち克つ真実…